ファミリーサポートセンター事業
ファミリー・サポート・センター事業は、子どもの送迎や預かりなど、子育ての「援助を受けたい人(依頼会員)」と「援助を行いたい人(提供会員)」が会員となり、地域で相互援助活動(有償)を行う事業です。
センターは市区町村または市区町村から委託等を受けた団体が運営しており、会員同士の相互援助活動のマッチングや連絡、調整、提供会員に対する講習会や会員同士の交流会などを実施しています。
この事業は働く人々の仕事と子育てまたは介護の両立を支援する目的から、労働省(当時)が構想し、設立が始まりました。
平成27年4月より国の「子ども・子育て支援新制度」の中の「地域子ども・子育て支援事業」の1つに位置付けられ、現在では育児のサポートの対象は、子を持つすべての家庭に広がっています。
女性労働協会は各ファミリーサポートセンターのネットワークの拠点として、ファミリーサポートセンターの運営に役立つよう支援をしています。
ファミリー・サポート・センター
ファミリーサポートセンターの仕組み
ファミリーサポートセンターの利用方法
依頼会員とは
子育ての援助を受けたい人、サポートを必要としている人が、ファミリー・サポート・センターに会員登録して依頼会員になります。
- 「残業続きで、保育園のお迎えが心配・・・」
- 「自分の習い事に子供を連れていけない」
⇒ 会員登録すると、援助をしていただける方を探してくれます。
提供会員とは
地域で子育ての援助を行いたい人、サポートをしたい人が会員登録をして提供会員になります。提供会員は自治体やセンターの実施する講習を受けてから活動開始します。
- 「子供も成長して、空いている時間を何か有効に使いたい。」
- 「子供が好きだから」
- 「子育て経験を生かしたい」
- 「子育てしている人の援助をしたい」
⇒ 会員登録すると、援助を受けたい人を探してくれます。
両方会員とは
援助を受けることと行うことの両方を希望する場合には、両方会員になることもできます。必要に応じ、提供会員と依頼会員のどちらかの会員として活動します。
- 「平日は仕事の関係で子供を預けたい。休日は余裕もある分子供も預かりたい。」
⇒ そんな依頼会員と提供会員のどちらも会員でもあるのが両方会員です。
ファミリーサポートセンターの活動内容例
子どもの預かり
- 保育所の開始前や終了後
- 学校の放課後や学童保育終了後
- 学校の夏休みなど
- 保護者等の病気や急用等の場合
- 冠婚葬祭や他の子どもの学校行事のとき
- 保護者が買い物等で外出するとき など
子どもの送迎
- 保育施設までの送迎
- 学童クラブへの送迎
- 子どもの習い事への送迎 など
利用の流れ
- STEP1
会員登録 -
会員登録をして、研修を受けます。
- STEP2
事前打合せ -
センターから紹介された提供会員と打合せをします。
子供の健康状態は? 「週に1・2回、○○幼稚園のお迎えをお願いしたい」
- STEP3
援助を頼む -
前もって、援助を頼みたい日時と援助の内容をセンターに申し込みます。
その後、センターは提供会員に援助依頼の連絡をします。「○月○日に、幼稚園のお迎えのあと4時まであずかってもらえますか?
- STEP4
援助活動 -
「今日はなにして遊ぼうか?」
- STEP5
援助活動の終了・報酬の支払い -
援助活動が終了したら、依頼会員は提供会員に報酬を支払います。
「○○ちゃんとお絵描きしましたよ」 「助かりました。ありがとうございました」
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