保育サービス講習会
保育サービス講習会のご案内
女性労働協会は、平成5年度から、一時預かりや子育てひろばなどの保育サービス提供者を養成する「保育サービス講習会」のためのカリキュラムとテキストを提供しています。
- このカリキュラムとテキストは『地域の中での子育て』を重んじたものとなっており、子育て支援事業をはじめたいと考えている自治体のみなさまなどとの共催による、地域に合った講習会の開催を目指しています。
- 本講習会の修了生は前年度末で2万7千人を越え、この中から数多くの子育て支援グループが誕生し、中にはNPO法人を取得したり企業を起こすグループも増えるなど、多くの方々が地域での子育て支援に取り組んでいます。
講習会の目的
地域の中での子育てを支援するため、子育て支援に必要な基本的な知識・技術を習得し、保育サービスを提供できる人材を養成する。
POINT
講習会開催をきっかけに、「子育て支援グループのリーダーの養成」や、「地域の子育て関係者との交流」などを実現し、地域の子育て支援活動をスタートできる「ネットワークづくり」も合わせて行っていくと良いでしょう。
講習会の実施主体
地方公共団体、公益法人、NPO法人、子育てグループ などの団体
講習会の対象者
自宅で子どもを預かり保育する、または子どもの自宅に出向いて保育するなどの保育サービス活動を行いたいと考えている方。
カリキュラム
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講座項目 | ねらい | 育児サポート4 該当箇所 | 講師例 | 時間 |
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1.保育の心 | 1.子育て支援の意義と役割を理解する | 【第1章】 保育の心 |
保育士、保健師 | 2時間 |
2.育児支援者としての心構えと親子との関わり方を理解する | ||||
3.育児支援者が活動中に留意すべきことを理解する | ||||
2.心の発達とその問題 | 1.子どもの発達段階に応じた心理・社会的発達、知的発達、対人関係の発達、自己・自我の発達などを理解する | 【第2章】 心の発達と保護者のかかわり |
発達心理の専門家 | 4時間 |
2.子どもの発達段階ごとの保育者のかかわり方について理解する | ||||
1.子どもの障害の種類や特徴について理解する | 【第3章】 障害のある子の預かりについて |
発達心理の専門家 | ||
2.障害をもつ子どもとの関わり方と預かるときに注意すべきことについて理解する | ||||
3.身体の発育と病気 | 1. 子どもの発達段階に応じた身体の発育状態(身長、体重、からだつきなど)について理解する | 【第4章】 身体の発達と病気 |
小児科医、保健師 | 2時間 |
2.子どもの発達段階に応じた臓器器官の形態的成熟や生理的機能(呼吸、消化吸収、排泄、睡眠など)、運動機能(移動や全身運動、手の運動や生活習慣など)の発達について理解する | ||||
4.小児看護の基礎知識 | 1.子どもの健康状態の観察方法について理解する | 【第5章】 小児看護の基礎知識 |
小児科医、保健師 | 4時間 |
2.子どもがかかる疾患の主な症状と必要な看護方法について理解する | ||||
3.薬の適切な与え方について理解する | ||||
4.症状が急変した場合の対応方法について理解する | ||||
5.安全・事故 | 1.子どもによくある事故の特徴や原因について理解する | 【第6章】 事故による子どもの傷害 |
医師、保健師 | 2時間 |
2.活動中の事故を防止するための具体的な方法を理解する | ||||
3.万が一事故が発生した場合の対応方法(応急処置、連絡体制など)について理解する | ||||
1.乳幼児を対象とした救急救命が行えるように、その技術を身につける | 【第7章】 心肺蘇生法 |
医師、保健師 | ||
1.保育環境上起こりうる危険について学び、事故を未然に防ぐための予防策や安全確保の留意点について理解する | 【第8章】 リスクマネジメント |
医師、保健師 | ||
6.子どもの世話 | 1.子どもが快適に過ごすために必要なケアと環境づくり(睡眠、体温調節、排泄、清潔)について理解する | 【第9章】 子どもの生活へのケアーと援助 |
保育士、保健師 | 2時間 |
7.子どもの遊び | 1.子どもの年齢に応じた遊びの内容について理解する | 【第10章】 子どもの遊び |
保育士、幼稚園教諭 | 2時間 |
8.子どもの栄養と食生活 | 1.子どもの発達段階に応じた摂食機能の発達や必要な栄養について理解する | 【第11章】 子どもの栄養と食生活 |
栄養・保育学科栄養学の専門家、管理栄養士等 | 3時間 |
2.子どもの食物アレルギーなどについて理解する | ||||
3.活動中に食事を与える際の注意事項(大きさ、温度、ベビーフードの取り扱いなど)について理解する | ||||
9.保育サービスを提供するために | 1.子ども・子育てを取り巻く社会経済、地域、家庭の状況について理解する | 【第12章】 子育て支援サービスを提供するために |
保育行政担当者、ファミリー・サポート・センターアドバイザー、講習会担当者 | 3時間 |
2.地域の子育て支援策について理解する | ||||
3.実際に活動をおこなうための手順やルールについて理解する | ||||
1.児童虐待(家庭における配偶者等からの暴力(DV)を含む)とその影響(虐待を受けた子どもに見られる行動など)について理解する | 【第13章】 児童虐待と社会的養護 |
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2.虐待を受けたと思われる子どもを発見した際の基本的な対応の概要について理解する | ||||
3.社会的養護を必要とする子どもや家庭の状況について理解する | ||||
合計 | 24時間 |
※講座項目、講義時間、講師の選定などについては、お気軽にご相談ください。
講習会テキスト-育児サポート4-
保育サービス(ファミリー・サポート・センターや子育てひろばなど)提供者を養成するための研修テキストです。専門家の指導のもと、新しい子育て状況に対応した保育者の心得、事故防止対策等の今求められている項目を拡充し、保育サービスを提供する方に必要な内容を掲載しています。
育児サポート4のご購入につきまして、2024年4月1日より新価格にてご提供させていただきます。
特徴
- 小児科専門医 大正大学名誉教授 中村敬先生の監修による保育サービス提供者向けテキスト本です。
現在の子育て状況に対応した保育者の心得や事故防止対策等、保育サービス提供者を育成するために必要な内容をすべて掲載しています。 - 新項目「第7章 心肺蘇生法」「第8章 リスクマネジメント」「第13章 児童虐待と社会的養護」を新たに追加し、今必要とされるテーマを強化しました。
- 講習で押さえるべき内容を、わかりやすくまとめた「講習のポイント」を巻末に収録しました。
- 講習会修了生の方々が、実際の活動の際も手元に置いてすぐに活かせる実践的なテキストです。
監修:小児科専門医 大正大学名誉教授 中村敬先生
目次 | 執筆者 |
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【第1章】保育の心 | 社会福祉法人代々木鳩の会 理事長 丹羽 洋子 先生 |
【第2章】心の発達と保育者のかかわり | 日本福祉大学 教育・心理学部 子ども発達学科 准教授 工藤 英美 先生 |
【第3章】障害のある子の預かりについて | 専修大学 人間科学部 教授 吉田 弘道 先生 |
【第4章】身体の発育と病気 | 大正大学 名誉教授 中村 敬 先生 |
【第5章】小児看護の基礎知識 | 大正大学 名誉教授 中村 敬 先生 MS&ADインターリスク総研株式会社 医療福祉専任コンサルタント 看護師 紙谷 あゆ美 先生 |
【第6章】事故による子どもの傷害 | 緑園こどもクリニック 山中 龍宏 先生 |
【第7章】心肺蘇生法 | MS&ADインターリスク総研株式会社 医療福祉専任コンサルタント 看護師 紙谷 あゆ美 先生 |
【第8章】リスクマネジメント | MS&ADインターリスク総研株式会社 マネジャー 上席コンサルタント 梶浦 勉 先生 |
【第9章】子どもの生活へのケアーと援助 | 高浜市発達支援センター 日本福祉大学 非常勤講師 森田 智美 先生 |
【第10章】子どもの遊び | 半田市子育て支援センター 日本福祉大学 非常勤講師 河田 君代 先生 |
【第11章】子どもの栄養と食生活 | 大妻女子大学短期大学部 家政科 食物栄養専攻 専任講師 小野 友紀 先生 |
【第12章】子育て支援サービスを提供するために | 淑徳大学総合福祉学部 社会福祉学科 教授 柏女 霊峰 先生 |
【第13章】児童虐待と社会的養護 | 子どもの虐待防止センター 理事長 松田 博雄 先生 |
価格
3,200円(税込、送料無料)
※ファミリーサポートネットワーク参加団体は 2,500円(税込、送料無料)
このテキストを使い、規定カリキュラム(9項目24時間)で講習を実施すると、協会認定の修了証を授与いたします!
講習会開催の流れ
保育サービス講習会オンラインコースもあります。
保育サービス講習会を修了したみなさんによる子育て支援活動
「保育サービス講習会」修了生は、様々な活動の場で活躍しています。
また、修了生が中心となり、各地域の子育て支援グループも多く誕生しています。
この保育サービス講習会を修了した修了生のグループ・団体が活動する場合に加入できる補償保険もあります。